雲のかなた

雲のかなた

楽しく生きる方法を思考する

合コンをドタキャンされた話




一番先にお店に着いた合コンは初めてだった。

約束の19:00の5分前にお店に到着した。
誰もいないテーブルに通される。


大きいテーブルで一人待つ。今日はどんな子がくるんだろうとかスマホの画面を見ながら考える。


到着して15分はたっただろうか、僕以外の男性が来た。
仲の良さそうな男性二人組。


時間も結構あったので、男性陣と自己紹介も兼ねて雑談タイム。
20代後半と、30代前半の営業職の方たちで喋っててとてもおもしろい時間を過ごせた


19:30になり、男性側の幹事が到着。


どうやら仕事でトラブルがあったみたいだ。
幹事曰く、女性陣もあと少しで到着との事。


15分後。来ない。幹事が電話すると道に迷ったとのこと。
ちょっと場所が分かりにくいお店だったので納得する。


19:50分。完全に連絡が途絶える。どこで、消息をたったのだろうか?


これはもう、やられたと全員が確信を持っていただろう。
幹事は責任を感じたのだろうか、


「最悪来なかったら、外でナンパしてきます」強すぎるw


そうこうしてる間にも時間だけは過ぎていった。


コース料理だったので会はスタートすることになった。
初対面の男同士が集まった飲み会の始まりである。


お店の入り口の扉が音を立てるたびに、全員が希望を持ってそっちの方を振り向く。
女性だ!


しかし虚しくも別のテーブルに着く。


かすかな希望をも持ちながらも、希望はなかなか叶わない。


こうなると、男4人が集まって喋る内容は、下ネタになってしまう。
ひたすら下ネタトークが続く。

僕らはいったい何をしにここに来たんだろうか?自問自答する。


「男同士でしかこういう話できないよなー」

なんて意味不明な言葉で虚しさを和らげる。
隣のテーブルでコンパがスタートしたみたいだ。


こちらのテーブルでは悔しさをぶつけるかのように、隣のテーブルの批評に話題は移る。


「隣のテーブルのあの子が一番かわいいよね?」
「絶対、俺たちの方がもっと面白くできるわー」
「まだ、○○に似てるよねーの話題やってんのかよー」


みたいなディスリをしまくっていた。



そうして、くだらない話をしているうちに時間は過ぎ、タイムアップとなった。


2人前の料金を支払い、第2ラウンドの外へ飛び出した。


第2ラウンドの会場である街へ飛び出したが、なかなか平日ともあって一緒の飲んで悔しさを
晴らしてくれる方はなかなかみつからず、解散となった。



さて、次はどこでこのうっぷんを晴らしてくれようか。