雲のかなた

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楽しく生きる方法を思考する

学生の時ママチャリで福岡~山口まで120kmの旅をした話

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これは、僕がまだ学生だった頃の話。
当時は(今も)人があんまり、やらない事に
挑戦したくてウズウズしていた時期がありました。




そこでない頭を使って、いかにお金を使わないで
挑戦できることはないかという
事を考えてて、思いついたのが、


「ママチャリ旅行」である。


思いついたというか、チャリで日本一周
してますとか日本横断してますなんてのを、
SNSでみかけてやってみたい!と思った。


やってみたいが一番の原動力だ。


さて、どこにいこうか?
九州一周するか本州に出るか


比較的ウェイトが低い、本州に出る事に
速攻で決まりました。


九州と本州を繋ぐ架け橋である関門海峡
を渡りきった所をゴールに設定。


近い!


友達と僕との二人。一泊二日で、
片道、約60km行程で行くことに決定。


準備は、一泊分の用意となけなしの現金。
加えて雨具のみ。なるべく軽くしていく
事にウェイトをおいた。


パンクした時は、なんとかなる精神だった。
どんだけ適当やねんw


出発の朝。
決めていた場所に集まり
ドキドキとワクワクを感じながら出発。


変速機があるとはいえ、
ママチャリで荷物を乗っけて
走るのは、結構しんどい。


途中ロードバイクに一瞬で何回も
抜かれた。ロードバイクスゲー!!


道中は、スマホGPSを頼りに
道を進んだ。


GPS通りに従うと、いろいろあって
チャリで通れない道があり階段を
重いママチャリを抱えて上り下りした。


よくわからん川を、よこぎったりしたりとか。


途中、歩道がなく幅の狭い路側帯をすぐ隣で車が
行きかう中ビビりながら、漕いだ。
(運転手さんすんません)


普段こんな距離をママチャリで
漕ぐことなんてないので、
おしりが、とても痛い。痔になるかと思った。


そして、漕ぐこと何時間か経って
やっと門司港の駅が見えてきた。
車や電車で来たら一瞬で着く場所を
わざわざ自転車で行く。

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この旅が終わった後、友達に「何で自転車でいく必要あるん?」って散々言われたけど、


それは「やった」やつにしかわからないと
だけしか言えなかった。


実際に表面だけ知ってもわからないと思うし、
体験してみないとわからない。
ほんとは、上手い言葉が見つからなかっただけだ。

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門司港が終着点ではないので関門海峡
越えれる地下道を探す。
時間がかかったが、地下に通じるエレベーターを
見つけることができた。


よっしゃ!チャリで県境超える!


チャリを押して道を進むと見えてきた。
福岡と山口の県境が。
僕は、外国に行った事はないけど。
国境を越える時ってこんな感じなのかなー
と感じた。

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そろそろ日本から出たい頃だな~


地上に向かうエレベーターに乗り、
ついに本州にママチャリで上陸した。
やっぱり、時間と体力をかけて達成したので、
達成感は半端なかった。
しんどかったけど、やって良かった!


二度とやらないけど(笑)


外に出ると待ち構えていたのは、源平合戦
イメージしたであろう、源義経平知盛
像がある。

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その辺の像に比べると、めちゃくちゃ見ごたえがありで、迫力溢れる像に
なっているので是非ママチャリに乗って見てきてほしい!


これで、目標は達成することができた!福岡に帰ります。
門司港までチャリを走らせ夕食を取る場所を探す
門司港といったら、なんといっても焼きカレー
友達が一度行ったことのあるお店に入る。


おしゃれなお店だったので、この運動する感じの服装で入るのが結構勇気がいった。
その、勇気を出したおかげで、旨い焼きカレーが食べれたので勇気だしてよかったw

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そうして、ご飯も食べ終わり、宿探し。
金がない僕らは真っ先にネットカフェを探した。金がない学生にとっては素晴らしい宿だ。


もう辺りは真っ暗だったが、無事にたどり着くことができた。
すぐにでも、シャワーを浴びて寝たかった。


だけど、ネカフェなんてあんまりいかないからつい漫画を
読み漁ってしまう(笑)気づけば、深夜。


流石に明日の行程もあるので、徹夜だけは避けたかったので寝ました。


次の日慣れないリクライニングシートで寝たせいもあって体の疲れが取れない。
早く帰って、自分のベッドで寝たい。


次の日、疲れは抜けていないがしぶしぶ出発することに
帰りの記憶がほとんどないのは、無心で漕いでいたからなのだろうか。


家に帰り着いたら、速攻で風呂に入って寝ました。
めちゃくちゃ気持ちよく寝れた。


最後にこんなくだらない体験でも、ネタになるしそれなりに
達成感を味わうことができる。


何かやりたいと感じたら、まずやってみることが大切だと思う。
それで失敗しようが誰になんといわれようが、自分の気持ちに正直にいることが大切
だと感じた旅でした。